指定サイトに対し、ログイン画面でクライアント証明書を自動的に選択する

SAML フローをホストするログイン画面のフレームで、サイトから証明書をリクエストされた場合に、どのサイトであればクライアント証明書を自動的に選択するかを URL パターンのリストで指定できます。使用例としては、SAML IdP に提示するデバイス全体の証明書を設定するケースが挙げられます。

値は文字列変換した JSON 辞書の配列で、それぞれ { "pattern": "$URL_PATTERN", "filter" : $FILTER } の形式で指定します。$URL_PATTERN は、コンテンツを設定するパターンです。$FILTER は、ブラウザで自動的に選択されるクライアント証明書の発行元を限定するフィルタです。なお、フィルタの設定にかかわらず、サーバーの証明書リクエストに一致する証明書のみが選択されます。

$FILTER セクションの使用例:

* $FILTER に { "ISSUER": { "CN": "$ISSUER_CN" } } を設定した場合、発行元の CommonName が $ISSUER_CN であるクライアント証明書のみが選択されます。

* $FILTER に "ISSUER" と "SUBJECT" の両方のセクションを含めた場合は、両方の条件を満たすクライアント証明書のみが選択されます。

* $FILTER に "SUBJECT" セクションと "O" の値を含めた場合は、指定した値に一致する組織を少なくとも 1 つ含む証明書が選択されます。

* $FILTER に "SUBJECT" セクションと "OU" の値を含めた場合は、指定した値に一致する組織部門を少なくとも 1 つ含む証明書が選択されます。

* $FILTER に {} を設定した場合、クライアント証明書の選択に追加の条件は適用されません。ウェブサーバーによって提供されたフィルタは引き続き適用されます。


このポリシーを設定しない場合、どのサイトに対しても自動選択は行われません。

有効な URL パターンについて詳しくは、https://cloud.google.com/docs/chrome-enterprise/policies/url-patterns をご覧ください。
スキーマと書式設定について詳しくは、https://cloud.google.com/docs/chrome-enterprise/policies/?policy=DeviceLoginScreenAutoSelectCertificateForUrls をご覧ください。

サンプル値:

{"pattern":"https://www.example.com","filter":{"ISSUER":{"CN":"certificate issuer name", "L": "certificate issuer location", "O": "certificate issuer org", "OU": "certificate issuer org unit"}, "SUBJECT":{"CN":"certificate subject name", "L": "certificate subject location", "O": "certificate subject org", "OU": "certificate subject org unit"}}}

サポートされるバージョン: Windows 7 以降および Microsoft Windows Server 2008 ファミリ以降

指定サイトに対し、ログイン画面でクライアント証明書を自動的に選択する

Registry HiveHKEY_LOCAL_MACHINE
Registry PathSoftware\Policies\Google\ChromeOS\DeviceLoginScreenAutoSelectCertificateForUrls
Value Name{number}
Value TypeREG_SZ
Default Value

chromeos.admx

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