このポリシー設定を使用すると、BitLocker が有効な新しいドライブに、一意の組織 ID を関連付けることができます。これらの ID は、ID フィールドおよび許可された ID フィールドとして格納されます。ID フィールドを使用すると、一意の組織 ID と BitLocker で保護されているドライブを関連付けることができます。この ID は、BitLocker で保護されている新しいドライブには自動的に追加され、BitLocker で保護されている既存のドライブについては manage-bde コマンドライン ツールを使用して更新できます。ID フィールドは、BitLocker で保護されているドライブでの証明書に基づくデータ回復エージェントの管理、および BitLocker To Go リーダーに対して行われる可能性のある更新に必要です。BitLocker は、ドライブの ID フィールドが ID フィールドで構成されている値と一致するときに限り、データ回復エージェントを管理および更新します。同様に、BitLocker は、ドライブの ID フィールドが ID フィールドに対して構成されている値と一致するときに限り、BitLocker To Go リーダーを更新します。
許可された ID フィールドは、[BitLocker で保護されていないリムーバブル ドライブへの書き込みアクセスを拒否する] ポリシー設定と組み合わせて使用され、組織でのリムーバブル ドライブの使用を管理するのに役立ちます。許可された ID フィールドは、自分の組織または他の外部組織からの ID フィールドのコンマ区切りの一覧です。
既存のドライブの ID フィールドは、manage-bde.exe を使用して構成できます。
このポリシー設定を有効にすると、BitLocker で保護されているドライブの ID フィールド、および組織で使用される許可された ID フィールドを構成できます。
BitLocker で保護されているドライブが、別の BitLocker が有効なコンピューターでマウントされるとき、ID フィールドおよび許可された ID フィールドは、そのドライブが外部の組織のものかどうかを判別するのに使用されます。
このポリシー設定を無効にした場合、または構成しなかった場合、ID フィールドは必要ありません。
注: BitLocker で保護されているドライブでの証明書に基づくデータ回復エージェントの管理には、ID フィールドが必要です。BitLocker は、ID フィールドがドライブに存在し、コンピューターで構成されている値と一致するときに限り、証明書に基づくデータ回復エージェントを管理および更新します。ID フィールドには、260 文字以下の任意の値を使用できます。
Registry Hive | HKEY_LOCAL_MACHINE |
Registry Path | Software\Policies\Microsoft\FVE |
Value Name | IdentificationField |
Value Type | REG_DWORD |
Enabled Value | 1 |
Disabled Value | 0 |
Registry Hive | HKEY_LOCAL_MACHINE |
Registry Path | Software\Policies\Microsoft\FVE |
Value Name | IdentificationFieldString |
Value Type | REG_SZ |
Default Value |
Registry Hive | HKEY_LOCAL_MACHINE |
Registry Path | Software\Policies\Microsoft\FVE |
Value Name | SecondaryIdentificationField |
Value Type | REG_SZ |
Default Value |