このポリシーにより、システム内のアプリケーション互換性エンジンの状態が制御されます。
エンジンはローダーの一部であり、システム上でアプリケーションが起動するたびに互換性データベースを検索します。 アプリケーションに一致するものが見つかると、ランタイムの解決策または互換性の修正が提供されるか、またはアプリケーションに既知の問題がある場合、アプリケーションのヘルプ メッセージが表示されます。
アプリケーション互換性エンジンをオフにすると、システムのパフォーマンスが上がります。 ただし、これにより多くの一般のレガシ アプリケーションの互換性が低下し、既知の互換性のないアプリケーションのインストールがブロックされなくなります (たとえば、古いウイルス対策アプリケーションがインストールされている場合はブルー スクリーンが表示される可能性があります)。
Windows リソース保護機能および Windows のユーザー アカウント制御機能は、アプリケーション互換性エンジンを使用してアプリケーションの問題を軽減します。このエンジンが無効になっている場合、これらの軽減機能はアプリケーションとそのインストーラーに対して適用されないため、アプリケーションはインストールに失敗したり適切に実行されない可能性があります。
このオプションは、速いパフォーマンスを要求し使用中のアプリケーションの互換性を認識しているサーバー管理者に役立ちます。 特に、アプリケーションを 1 秒間に数百回起動する可能性があり、ローダーのパフォーマンスが重要となる Web サーバーで役に立ちます。
注: 多くのシステム プロセスは、パフォーマンス上の理由からこの設定値をキャッシュします。 この設定に変更する場合は、システムを再起動してこれらの変更を正確に反映させてください。
Registry Hive | HKEY_LOCAL_MACHINE |
Registry Path | Software\Policies\Microsoft\Windows\AppCompat |
Value Name | DisableEngine |
Value Type | REG_DWORD |
Enabled Value | 1 |
Disabled Value | 0 |