インターネットまたは Windows ドメインへの同時接続の数を最小化する


このポリシー設定では、コンピューターがインターネットまたは Windows ドメインに対して複数の接続を持つことができるかどうかを決定します。複数の接続が許可されている場合は、ネットワーク トラフィックのルーティング方法が決まります。

このポリシー設定を 0 に設定した場合、コンピューターはインターネット、Windows ドメイン、またはその両方に同時に接続できます。携帯データ ネットワーク接続や従量制課金ネットワークなど、どのような接続でもインターネット トラフィックをルーティングできます。これは、このポリシー設定でこれまで無効の状態でした。このオプションは、Windows 8 で最初に利用可能になりました。

このポリシー設定を 1 に設定した場合、コンピューターが優先する種類のネットワークに対して少なくとも 1 つのアクティブなインターネット接続を使用しているときに、新しい自動インターネット接続はブロックされます。優先順位 (優先度の高い方から低い方へ): イーサネット、WLAN、携帯データ ネットワークの順です。イーサネットに接続している場合は常にイーサネットが優先されます。ユーザーは、いつでも任意のネットワークに手動で接続できます。これは、このポリシー設定でこれまで有効の状態でした。このオプションは、Windows 8 で最初に利用可能になりました。

このポリシー設定が 2 に設定されている場合、動作は 1 の場合に似ています。ただし、携帯データ ネットワーク接続を利用できる場合は、携帯データ ネットワーク接続を必要とするサービス用に常に接続されたままになります。ユーザーが WLAN に接続しているかイーサネット接続に接続している場合、携帯データ ネットワーク接続を介してインターネット トラフィックはルーティングされません。このオプションは、Windows 10 (バージョン 1703) で最初に利用可能になりました。

このポリシー設定を 3 に設定した場合、動作は 2 の場合に似ています。ただし、イーサネット接続がある場合、Windows では、ユーザーが WLAN に手動で接続することはできません。WLAN は、イーサネット接続がない場合にのみ、自動または手動で接続できます。

このポリシー設定は、[Windows がネットワークからコンピューターをソフト切断できるようにする] ポリシー設定に関連しています。

サポートされるバージョン: Windows Server 2012、Windows 8、Windows RT またはそれ以降

ポリシー オプションの最小化


  1. 0 = 同時接続を許可
    Registry HiveHKEY_LOCAL_MACHINE
    Registry PathSoftware\Policies\Microsoft\Windows\WcmSvc\GroupPolicy
    Value NamefMinimizeConnections
    Value TypeREG_DWORD
    Value0
  2. 1 = 同時接続の最小化
    Registry HiveHKEY_LOCAL_MACHINE
    Registry PathSoftware\Policies\Microsoft\Windows\WcmSvc\GroupPolicy
    Value NamefMinimizeConnections
    Value TypeREG_DWORD
    Value1
  3. 2 = 携帯ネットワークに接続した状態を維持
    Registry HiveHKEY_LOCAL_MACHINE
    Registry PathSoftware\Policies\Microsoft\Windows\WcmSvc\GroupPolicy
    Value NamefMinimizeConnections
    Value TypeREG_DWORD
    Value2
  4. 3 = イーサネット接続の場合は Wi-Fi を無効にする
    Registry HiveHKEY_LOCAL_MACHINE
    Registry PathSoftware\Policies\Microsoft\Windows\WcmSvc\GroupPolicy
    Value NamefMinimizeConnections
    Value TypeREG_DWORD
    Value3


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