低速回線接続が検出されたときに、グループ ポリシーの処理が非同期で実行されるように変更します。

このポリシーは、低速回線接続を検出したときに、同期処理を必要とするクライアント側拡張機能の処理をスキップするようにグループ ポリシーに指示します (つまり、コンピューターの起動時およびユーザー ログオン時にネットワークが完全に初期化されるのをコンピューターが待つかどうかを指示します)。

このポリシー設定を有効にすると、低速回線接続が検出されたときに、グループ ポリシーの処理は常に非同期で実行されます。
クライアント コンピューターは、起動時およびログオン時にネットワークが完全に初期化されるのを待機しません。既存のユーザーはキャッシュされた認証情報を使ってログオンするため、
ログオンにかかる時間が短くなります。ネットワークが利用可能になると、グループ ポリシーはバックグラウンドで適用されます。
これはバックグラウンド更新であるため、ソフトウェアのインストール、フォルダーのリダイレクト、ドライブ マップ基本設定の拡張などの、
同期処理が必要な拡張機能には適用されません。

注: このポリシー設定が有効であってもグループ ポリシーが同期処理される状況が 2 つあります。
1 - クライアント コンピューターがドメインに参加した後の最初のコンピューター起動時。
2 - "コンピューターの起動時およびログオンで常にネットワークを待つ" ポリシー設定が有効になっている場合。

このポリシー設定を無効にするか、未構成にした場合、低速回線接続が検出されても、グループ ポリシーの処理が同期か非同期かには影響しません。

サポートされるバージョン: Windows Vista 以降

Registry HiveHKEY_LOCAL_MACHINE
Registry PathSoftware\Policies\Microsoft\Windows\System
Value NameSlowlinkDefaultToAsync
Value TypeREG_DWORD
Enabled Value1
Disabled Value0

grouppolicy.admx

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