このポリシー設定を使用すると、グループ ポリシーのキャッシュ動作を構成できます。
このポリシー設定を有効にするか、構成しなかった場合、バックグラウンド処理セッションの後に毎回、ポリシー情報がキャッシュされます。このキャッシュにより、適用可能な GPO とその内部に格納される設定が削減されます。グループ ポリシーが同期フォアグラウンド モードで実行されているときは、このキャッシュが参照されて、実行速度が向上します。キャッシュを読み込むとき、グループ ポリシーはログオン ドメイン コントローラーと通信してリンク速度を決定しようとします。グループ ポリシーがバックグラウンド モードまたは非同期フォアグラウンド モードで実行されているときは、最新バージョンのポリシー情報のダウンロードが続行され、帯域幅を推定して低速リンクのしきい値が決定されます。(非同期フォアグラウンド動作を構成するには、"グループ ポリシーの低速リンクの検出を構成する" ポリシー設定を参照してください)
このポリシー設定で定義された低速リンクの値によって、リンク速度を低速として報告するまでにドメイン コントローラーからの応答を待機する時間が決まります。既定値は 500 ミリ秒です。
このポリシー設定で定義したタイムアウト値によって、ネットワーク接続がないと判断するまでにドメイン コントローラーからの応答を待機する時間が決まります。この時間が経過すると現在のグループ ポリシー処理が停止します。グループ ポリシーは、次にドメイン コントローラーへの接続が確立されたときにバックグラウンドで実行されます。設定した値が大きすぎると、起動時またはログオン時にユーザーの待ち時間が長くなる可能性があります。既定値は 5000 ミリ秒です。
このポリシー設定を無効にした場合、グループ ポリシー クライアントは適用可能な GPO と GPO 内に格納された設定をキャッシュしません。グループ ポリシーが同期モードで実行されているときは、ネットワークからポリシーの最新バージョンがダウンロードされ、帯域幅を推定して低速リンクのしきい値が決定されます。(非同期フォアグラウンド動作を構成するには、"グループ ポリシーの低速リンクの検出を構成する" ポリシー設定を参照してください)
Registry Hive | HKEY_LOCAL_MACHINE |
Registry Path | Software\Policies\Microsoft\Windows\System |
Value Name | EnableLogonOptimization |
Value Type | REG_DWORD |
Enabled Value | 1 |
Disabled Value | 0 |
Registry Hive | HKEY_LOCAL_MACHINE |
Registry Path | Software\Policies\Microsoft\Windows\System |
Value Name | SyncModeSlowLinkThreshold |
Value Type | REG_DWORD |
Default Value | 500 |
Min Value | |
Max Value | 300000 |
Registry Hive | HKEY_LOCAL_MACHINE |
Registry Path | Software\Policies\Microsoft\Windows\System |
Value Name | SyncModeNoDCThreshold |
Value Type | REG_DWORD |
Default Value | 5000 |
Min Value | |
Max Value | 600000 |