Work Folders の設定を指定する

このポリシー設定は、影響を受けるユーザーのワーク フォルダー サーバーを指定し、また、ドメインに参加しているコンピューターにワーク フォルダーをセットアップするときに、ユーザーが設定を変更できるかどうかを指定します。

このポリシー設定を有効にした場合、影響を受けるユーザーは、ドメインに参加している PC にサインインするときにワーク フォルダー設定を受け取ります。このポリシー設定を無効にした場合、または構成しなかった場合、影響を受けるユーザーのワーク フォルダー設定は指定されません。ただし、ユーザーはコントロール パネルの [ワーク フォルダー] 項目を使用して、ワーク フォルダーを手動でセットアップできます。

[ワーク フォルダーの URL] では、ワーク フォルダー検出のために組織によって使用される URL、または、影響を受けるユーザーのデータを保管するファイル サーバーの特定の URL を指定できます。

[ワーク フォルダーのローカル パス] では、ファイルを同期するためにクライアント コンピューターで使用するローカル フォルダーを指定します。このパスには環境変数を含めることができます。メモ: この構成を有効にするには、有効な [ワーク フォルダーの URL] を指定する必要があります。

[オンデマンド ファイル アクセスの基本設定] オプションでは、オンデマンド ファイル アクセスを有効にするかどうかを制御します。有効にした場合は、ワーク フォルダー内のどのファイルを特定の PC でオフライン利用できるかを指定します。ワーク フォルダー内の残りのファイルは、いつでも表示できて PC 上の保存スペースを消費しませんが、ファイルにアクセスするにはインターネットに接続している必要があります。

このポリシー設定を有効にした場合、オンデマンド ファイル アクセスが有効になります。
このポリシー設定を無効にした場合、オンデマンド ファイル アクセスは無効になり、各ユーザーの PC に、ユーザーのすべてのファイルを格納するための十分な保存スペースが必要です。
[ユーザーの選択] を指定した場合、またはこのポリシー設定を構成しなかった場合、オンデマンド ファイル アクセスを有効にするかどうかはユーザーが決定します。ただし、[自動セットアップを強制する] ポリシー設定を有効にした場合は、ワーク フォルダーが自動的にセットアップされ、オンデマンド ファイル アクセスが有効になります。

[自動セットアップを強制する] オプションでは、ユーザーに問い合わせることなくワーク フォルダーを自動的にセットアップするかどうかを指定します。これにより、ユーザーがコンピューターでワーク フォルダーを使用しないで操作することができなくなり、ユーザーがワーク フォルダーのファイルの保管先としてローカル フォルダーを手動で指定することもできなくなります。既定では、ワーク フォルダーは %USERPROFILE%\Work Folders フォルダーに格納されます。このオプションを指定しなかった場合、ユーザーはコンピューターのコントロール パネルの [ワーク フォルダー] 項目を使ってワーク フォルダーをセットアップする必要があります。

サポートされるバージョン: Windows 7 以降

Work Folders の URL:

Registry HiveHKEY_CURRENT_USER
Registry PathSoftware\Policies\Microsoft\Windows\WorkFolders
Value NameSyncUrl
Value TypeREG_SZ
Default Value
ワーク フォルダーのローカル パス:

Registry HiveHKEY_CURRENT_USER
Registry PathSoftware\Policies\Microsoft\Windows\WorkFolders
Value NameLocalFolderPath
Value TypeREG_SZ
Default Value
オンデマンド ファイル アクセスの基本設定:


  1. 有効にする (推奨)
    Registry HiveHKEY_CURRENT_USER
    Registry PathSoftware\Policies\Microsoft\Windows\WorkFolders
    Value NameGhostingPreference
    Value TypeREG_DWORD
    Value1
  2. 無効にする
    Registry HiveHKEY_CURRENT_USER
    Registry PathSoftware\Policies\Microsoft\Windows\WorkFolders
    Value NameGhostingPreference
    Value TypeREG_DWORD
    Value2
  3. ユーザーの選択
    Registry HiveHKEY_CURRENT_USER
    Registry PathSoftware\Policies\Microsoft\Windows\WorkFolders
    Value NameGhostingPreference
    Value TypeREG_DWORD
    Value3

自動セットアップを強制する
Registry HiveHKEY_CURRENT_USER
Registry PathSoftware\Policies\Microsoft\Windows\WorkFolders
Value NameAutoProvision
Value TypeREG_DWORD
Default Value0
True Value1
False Value0

workfolders-client.admx

管理用テンプレート (コンピューター)

管理用テンプレート (ユーザー)