このポリシー設定を使用すると、共有コンピューターのライセンス認証で使用されるライセンス トークンを保存するファイルのフォルダーを指定できます。
共有コンピューターのライセンス認証は、複数のユーザーが同じコンピューターを共有する場合にのみ使用されます (例: リモート デスクトップ サービス (RDS) を使用する場合)。
既定では、共有コンピューターのライセンス認証で使用されるライセンス トークンは %localappdata%\Microsoft\Office\16.0\Licensing フォルダーに保存されます。ただし、この場所はユーザーのローミング プロファイルには含まれていないため、ユーザーが別のコンピューターにサインインしている場合にはライセンス トークンは使用できません。
このポリシー設定を有効にした場合は、共有コンピューターのライセンス認証で使用されるライセンス トークンを保存する場所を指定する必要があります。ユーザー固有で、ユーザーがサインインするネットワーク上のコンピューターから利用できるフォルダーを指定する必要があります。たとえば、ユーザーのローミング プロファイルに含まれるフォルダーや、各ユーザーのフォルダーが存在するネットワーク上の共有フォルダーなどです。
このポリシー設定を無効にした場合、またはこのポリシー設定を構成しない場合、Office は共有コンピューターのライセンス認証で使用されるライセンス トークンを既定のフォルダーに保存します。
注: このポリシー設定は、Microsoft 365 Apps for enterprise を含むサブスクリプション プランと、サブスクリプション版の Project および Visio にのみ適用されます。
Registry Hive | HKEY_LOCAL_MACHINE |
Registry Path | software\policies\microsoft\office\16.0\common\licensing |
Value Name | sclcacheoverride |
Value Type | REG_SZ |
Enabled Value | 1 |
Disabled Value | 0 |
Registry Hive | HKEY_LOCAL_MACHINE |
Registry Path | software\policies\microsoft\office\16.0\common\licensing |
Value Name | sclcacheoverridedirectory |
Value Type | REG_SZ |
Default Value |