プロトコル間接続フォールバックを無効にする

このポリシー設定では、Outlook が Microsoft Exchange Server に接続しようとしたときの Outlook での接続トランスポート フォールバック動作を指定できます。

このポリシーは、Outlook Anywhere (RPC over HTTP) を使って Microsoft Exchange Server に接続しているときに適用されます。[Microsoft Exchange のプロキシ設定] ダイアログ ボックス (コントロール パネルまたは [アカウント設定] からアクセス可能) には、Outlook プロファイル設定が 2 つあり、既定の接続トランスポート フォールバック動作を構成できます。

- [高速のネットワークでは、HTTP で接続してから TCP/IP で接続する]
- [低速のネットワークでは、HTTP で接続してから TCP/IP で接続する]

たとえば、高速ネットワークを使っていて [Microsoft Exchange のプロキシ設定] ダイアログ ボックスで [高速のネットワークでは、HTTP で接続してから TCP/IP で接続する] 設定を有効にした場合、Outlook はまず HTTP を使って Exchange Server への接続を試みます。Outlook が HTTP を使って接続できない場合、TCP/IP を使って接続を試みます。

このポリシー設定を有効にしていて、Outlook が Microsoft Exchange Server との接続試行に失敗した場合、[Microsoft Exchange のプロキシ設定] ダイアログ ボックスで指定された設定にかかわらず、Outlook は TCP/IP プロトコルにフォールバックしません。

このポリシー設定を無効にするか、未構成にした場合、Outlook による Microsoft Exchange Server との接続試行は、[Microsoft Exchange のプロキシ設定] ダイアログ ボックスで指定された設定に応じて TCP/IP から HTTP または HTTP から TCP/IP にフォールバックできます。

サポートされるバージョン: Windows 7 以降

Registry HiveHKEY_CURRENT_USER
Registry Pathsoftware\policies\microsoft\office\16.0\outlook\rpc
Value Namedisablerpctcpfallback
Value TypeREG_DWORD
Enabled Value1
Disabled Value0

outlk16.admx

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