透過キャッシュを有効にする

このポリシーを有効にすると、ユーザーまたはアプリケーションによるネットワーク ファイルのその後の読み込みが最適化されます。これは、オフライン ファイル キャッシュに低速回線でのリモート ファイルの読み込みをキャッシュすることで実現されます。その後の同じファイルの読み込みは、キャッシュされたコピーの整合性の検証後にクライアントから実行されます。このポリシーを使用すると、エンド ユーザーへの応答時間が向上するだけでなく、WAN リンク経由のサーバーへの帯域幅使用量も減ります。

キャッシュされたファイルは一時的なもので、オフライン時には使用できません。キャッシュされたファイルとサーバー上のバージョンの同期は維持されず、その後の読み込みにはサーバーの最新バージョンを常に使用できます。

このポリシーは、ラウンド トリップ ネットワーク待ち時間の構成値によってトリガーされます。サーバーへのネットワーク接続が低速な場合は、このポリシーを使用することをお勧めします。たとえば、オフライン ファイル キャッシュにファイルを透過的にキャッシュする必要があると見なされるネットワークのラウンド トリップ待ち時間として 60 ミリ秒を構成できます。ネットワークのラウンド トリップ待ち時間が 60 ミリ秒未満の場合、リモート ファイルの読み込みはキャッシュされません。

この設定を構成しなかった場合、リモート ファイルはエンド ユーザー クライアントに透過的にキャッシュされません。

サポートされるバージョン: Windows 7 以降

ネットワーク ファイルがクライアントに一時的にキャッシュされる際のネットワーク待ち時間の値を入力してください。

ネットワーク待ち時間の値 (ミリ秒) を入力してください

Registry HiveHKEY_LOCAL_MACHINE
Registry PathSoftware\Policies\Microsoft\Windows\NetCache
Value NameOnlineCachingLatencyThreshold
Value TypeREG_DWORD
Default Value32000
Min Value
Max Value100000000

offlinefiles.admx

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