破損したファイルの回復動作を構成する

このポリシー設定を使用すると、破損したファイルを回復する動作として、次の 3 種類のいずれかの状態に構成できます。

標準: 破損したファイルの検出、トラブルシューティング、および回復が自動的に開始します。最小限の UI のみが表示されます。システムの再起動が必要な場合は、ダイアログ ボックスが表示されます。これは、破損したファイルの既定の回復動作です。

サイレント: 破損したファイルの検出、トラブルシューティング、および回復が自動的に開始します。UI は表示されません。システムの再起動が必要な場合は、管理者イベントがログに記録されます。ヘッドレス操作の場合は、この動作に設定することをお勧めします。

トラブルシューティングのみ: 破損したファイルの検出およびトラブルシューティングが自動的に開始します。UI は表示されません。回復は自動的には行われません。手動による回復が可能な場合は、手順も含めて管理者イベントがログに記録されます。

この設定を有効にした場合、破損したファイルの回復動作は、標準 (既定値)、サイレント、トラブルシューティングのみ、のいずれかの状態に設定されます。

この設定を無効にした場合、破損したファイルの回復動作は無効になります。トラブルシューティングまたは解決は行われません。

この設定を構成しない場合は、破損したファイルの回復動作は標準の回復動作に設定されます。

グループ ポリシーの更新後にこのポリシーへの変更を直ちに反映するために、システムの再起動またはサービスの再開を行う必要はありません。

注: このポリシー設定は、Diagnostic Policy Service (DPS) が実行状態である場合にのみ有効です。このサービスが停止または無効な状態の場合、システム ファイルの回復は行われません。DPS は、Microsoft 管理コンソールのサービス スナップインで構成できます。

サポートされるバージョン: Windows Vista 以降

Registry HiveHKEY_LOCAL_MACHINE
Registry PathSOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WDI\{8519d925-541e-4a2b-8b1e-8059d16082f2}
Value NameScenarioExecutionEnabled
Value TypeREG_DWORD
Enabled Value1
Disabled Value0

シナリオ実行レベル


  1. トラブルシューティングのみ
    Registry HiveHKEY_LOCAL_MACHINE
    Registry PathSOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WDI\{8519d925-541e-4a2b-8b1e-8059d16082f2}
    Value NameEnabledScenarioExecutionLevel
    Value TypeREG_DWORD
    Value1
  2. 標準
    Registry HiveHKEY_LOCAL_MACHINE
    Registry PathSOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WDI\{8519d925-541e-4a2b-8b1e-8059d16082f2}
    Value NameEnabledScenarioExecutionLevel
    Value TypeREG_DWORD
    Value2
  3. サイレント
    Registry HiveHKEY_LOCAL_MACHINE
    Registry PathSOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WDI\{8519d925-541e-4a2b-8b1e-8059d16082f2}
    Value NameEnabledScenarioExecutionLevel
    Value TypeREG_DWORD
    Value3


filerecovery.admx

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