スクリプトの実行時間の上限を設定する

グループ ポリシーによって適用されるスクリプトの実行時間を決定します。

この設定によって、グループ ポリシーで適用されるすべてのログオン、ログオフ、起動およびシャットダウンのスクリプトが実行を終了するまでの合計時間が制限されます。指定時間が経過してもスクリプトが終了しない場合は、システムによってスクリプト処理が中止され、エラー イベントに記録されます。

既定では、一連のスクリプトの実行時間の上限は 600 秒 (10 分) までですが、この設定を使ってこの間隔を調整できます。

この設定を使用するには、[時間 (秒):] ボックスに一連のスクリプトの実行時間の上限を 1 から 32,000 までの数字で入力してください。時間の長短にかかわらず、スクリプトが終了するまでシステムが待つように指定するには、「0」を入力してください。

このスクリプトが完了するまで他のシステムによるタスクを実行できない場合には、この間隔は特に重要となります。既定では、各起動スクリプトは、次のスクリプトが起動される前に完了する必要があります。また、[ログオン スクリプトを同期的に実行する] 設定を使って、ログオン スクリプトが完了するのを待ってからデスクトップを読み込むようにシステムを設定することができます。

間隔を長く設定しすぎると、システムに遅れが生じ、他のユーザーに迷惑がかかることがあります。しかし、間隔を短く設定しすぎると、必要なタスクが実行されずシステムが不完全な状態になる可能性があります。

サポートされるバージョン: Windows 2000 以降

時間 (秒):

Registry HiveHKEY_LOCAL_MACHINE
Registry PathSoftware\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System
Value NameMaxGPOScriptWait
Value TypeREG_DWORD
Default Value600
Min Value
Max Value32000

範囲は 0 から 32000 まで、待ち時間を無制限にするには 0 を使用してください。


scripts.admx

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