A リソース レコードを登録しようとしている DNS クライアントが、競合する IP アドレスを持つ既存の A リソース レコードを上書きできるかどうかを決定します。
これはセキュリティで保護された動的な更新をサポートしていない DNS ゾーンに A リソース レコードを登録するコンピューター用に設計された設定です。セキュリティで保護された動的な更新は、リソース レコードの所有権を保存し、他のコンピューターによって登録されたレコードを DNS クライアントが上書きすることを禁止します。
セキュリティで保護された動的な更新を使用していないゾーンの動的な更新中に、DNS クライアントが、そのホスト DNS 名と他のコンピューターの IP アドレスを関連付ける既存の A リソース レコードを発見することがあります。既定の構成では、DNS クライアントは既存の A リソース レコードを、DNS 名をクライアントの IP アドレスと関連付ける A リソース レコードと置き換えようとします。
この設定を有効にした場合、DNS クライアントは動的な更新中に競合する A リソース レコードを置き換えようとします。
この設定を無効にした場合、DNS クライアントは A リソース レコードの動的な更新を実行しますが、競合する A リソース レコードを更新しようとした場合には、更新は失敗しイベント ビューアー ログにエラーが記録されます。
この設定を構成しなかった場合は、設定はどのコンピューターにも適用されず、コンピューターはローカルの構成を使用します。
Registry Hive | HKEY_LOCAL_MACHINE |
Registry Path | Software\Policies\Microsoft\Windows NT\DNSClient |
Value Name | RegistrationOverwritesInConflict |
Value Type | REG_DWORD |
Enabled Value | 1 |
Disabled Value | 0 |