名前のオンライン状態表示の最大レベルを設定する

このポリシー設定では、互換性のあるインスタント メッセージ クライアント プログラムを実行するときに、ユーザーが表示できる連絡先および電子メールの送信先のプレゼンス情報を指定します。Outlook 2007 では、ユーザーが互換性のあるインスタント メッセージ クライアント プログラム (Microsoft Office Communicator や Windows Live Messenger など) を実行するときに、連絡先および電子メールの送信先のプレゼンス情報を表示できます。この情報は個人名の横にアイコンで表示され、その個人が現在通信対象になっているかどうかが示されます。このアイコンをクリックするとメニューが表示され、詳細な情報を見つけたり、メッセージの送信などの他の処理を行うことができます。Outlook では、連絡先、アドレス帳、受信と送信の電子メール メッセージのメッセージ フィールドなど、さまざまな場所でプレゼンス情報を表示できます。



このポリシー設定を有効にした場合、Outlook 2007 でユーザーがプレゼンス インジケータを構成できるようにするオプションを、以下の 4 つから選択できます。



- [許可しない] - プレゼンス インジケータは Outlook のどこにも表示されません。ユーザーはこの構成を変更できません。ユーザー インターフェイスでは、[名前] の下にあるいずれのオプションも使用できません。



- [[宛先] および [CC] フィールド以外すべて許可する] - ユーザーは Outlook でプレゼンス インジケータを表示するかどうかを選択できますが、電子メール メッセージの [宛先] および [CC] フィールドで表示することを選択することはできません。ユーザー インターフェイスでは、[名前の横にオンライン状態を表示する] チェック ボックスが使用可能になり、ユーザーはオンとオフを切り替えることができます。[マウス ポインタを名前の上に置いたときのみ [宛先] および [CC] フィールドにオンライン状態を表示する] チェック ボックスがオンになり、薄く表示されます。



- [すべて許可する] - ユーザーは、プレゼンス情報を表示するためのオプションをすべて指定できます。ユーザー インターフェイスでは、[名前の横にオンライン状態を表示する] チェック ボックスが使用可能になり、ユーザーはオンとオフを切り替えることができます。このチェック ボックスをオンにした場合、[マウス ポインタを名前の上に置いたときのみ [宛先] および [CC] フィールドにオンライン状態を表示する] チェック ボックスも使用可能になります。



- [必要に応じて Exchange RPC を使用してオンライン状態を取得する] - [すべて許可する] オプションと同様に、ユーザーはプレゼンス情報を表示するためのオプションをすべて指定できます。また、Outlook がオフライン アドレス帳 (OAB) と共に Exchange キャッシュ モードで実行されており、プレゼンス情報がローカルで使用できない場合、プレゼンス情報を取得するために Exchange サーバーに対してリモート プロシージャ コール (RPC) が使用されます。このオプションでは、ユーザーに最も正確なプレゼンス情報が提供されますが、ネットワーク トラフィックが増大します。既定では、Outlook が Exchange キャッシュ モードで実行されている場合、プレゼンス情報を取得するために Exchange RPC は使用されません。



このポリシー設定を無効にするか、未構成にした場合、プレゼンス情報がさまざまな場所に表示されます。これは、[[宛先] および [CC] フィールド以外すべて許可する] を [有効] に設定した場合と同じ動作になります。互換性のあるインスタント メッセージ クライアント プログラムを実行している場合は、[ツール]、[オプション]、[その他] タブの順にクリックし、[名前] に一覧表示されているオプションを変更することによって、この構成を変更できます。ユーザーが他のユーザーのオンライン状態やその他のプレゼンス詳細を見ることができると、プライバシーやその他の重要な情報が侵害される可能性があります。



重要 - このポリシー設定は、[ユーザーの名前にオンライン状態を表示する] ポリシー設定を有効にすると上書きされます。[ユーザーの名前にオンライン状態を表示する] ポリシー設定によって、影響を受けるユーザーすべてのプレゼンス オプションが構成されます。ユーザーはこのオプションを変更できません。

サポートされるバージョン: Windows Vista 以降

表示するオンライン状態の最大レベル:


  1. 許可しない
    Registry HiveHKEY_CURRENT_USER
    Registry PathSoftware\Policies\Microsoft\Office\12.0\Outlook\IM
    Value NameSetOnlineStatusLevel
    Value TypeREG_DWORD
    Value0
  2. [宛先] および [CC] フィールド以外すべて許可する
    Registry HiveHKEY_CURRENT_USER
    Registry PathSoftware\Policies\Microsoft\Office\12.0\Outlook\IM
    Value NameSetOnlineStatusLevel
    Value TypeREG_DWORD
    Value1
  3. すべて許可する
    Registry HiveHKEY_CURRENT_USER
    Registry PathSoftware\Policies\Microsoft\Office\12.0\Outlook\IM
    Value NameSetOnlineStatusLevel
    Value TypeREG_DWORD
    Value2
  4. 必要に応じて Exchange RPC を使用してオンライン状態を取得する
    Registry HiveHKEY_CURRENT_USER
    Registry PathSoftware\Policies\Microsoft\Office\12.0\Outlook\IM
    Value NameSetOnlineStatusLevel
    Value TypeREG_DWORD
    Value3


outlk12.admx

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