パスワード ルールのレベルを設定する

このポリシー設定では、パスワード ルールのレベルを設定できます。

このポリシー設定を有効にした場合、以下のパスワード ルールを指定できます。

- [パスワード チェックなし]: パスワードの複雑性のチェックはありません。
- [ローカルのパスワード文字数のチェック]: パスワードの最小文字数がチェックされます。
- [ローカルのパスワード文字数と複雑性のチェック]: パスワードの最小文字数のチェックに加え、4 種類の文字グループのうち、3 種類の文字が含まれているかどうかがチェックされます。
- [ローカルのパスワード文字数と複雑性、およびドメイン ポリシーのチェック]: 上記のすべてのチェックに加え、Windows ドメインのパスワード ルールが適用されます。

[ローカルのパスワード文字数と複雑性のチェック] または [ローカルのパスワード文字数と複雑性、およびドメイン ポリシーのチェック] を選択した場合は、パスワードには小文字の a ~ z、大文字の A ~ Z、0 ~ 9 の数字、またはアルファベット以外の文字の 4 種類の文字セットから 3 種類以上の文字が含まれている必要があります。この複雑性が適用される場合、パスワードの最小文字数は 6 文字以上にする必要がありますが、[パスワードの最小文字数を設定する] ポリシー設定により、これよりも大きな数を設定できます。

[ローカルのパスワード文字数と複雑性、およびドメイン ポリシーのチェック] を選択した場合、Microsoft Office では [ローカルのパスワード文字数と複雑性のチェック] の全設定に加えて Windows ドメイン ポリシーが使用されます。これにより、Windows のパスワード用にインストールされているカスタム パスワード フィルターを使用できるようになります。オフラインの場合またはドメイン コントローラーが接続不可能な場合は、Windows パスワードの設定は使用されず、[ローカルのパスワード文字数と複雑性のチェック] の設定のみが使用されます。カスタム パスワード フィルターを使用していない場合、ネットワークへの接続が軽減される、[ローカルのパスワード文字数と複雑性のチェック] が最良の選択になります。

このポリシー設定を無効にするか、未構成にした場合、このポリシー設定を有効にして [パスワード チェックなし] を選択した場合と同じ動作になります。

サポートされるバージョン: Windows Vista 以降




  1. パスワード チェックなし
    Registry HiveHKEY_CURRENT_USER
    Registry Pathsoftware\policies\microsoft\office\14.0\common\security\passwordcomplexity
    Value Namepolicylevel
    Value TypeREG_DWORD
    Value0
  2. ローカルのパスワード文字数のチェック
    Registry HiveHKEY_CURRENT_USER
    Registry Pathsoftware\policies\microsoft\office\14.0\common\security\passwordcomplexity
    Value Namepolicylevel
    Value TypeREG_DWORD
    Value1
  3. ローカルのパスワード文字数と複雑性のチェック
    Registry HiveHKEY_CURRENT_USER
    Registry Pathsoftware\policies\microsoft\office\14.0\common\security\passwordcomplexity
    Value Namepolicylevel
    Value TypeREG_DWORD
    Value2
  4. ローカルのパスワード文字数と複雑性、およびドメイン ポリシーのチェック
    Registry HiveHKEY_CURRENT_USER
    Registry Pathsoftware\policies\microsoft\office\14.0\common\security\passwordcomplexity
    Value Namepolicylevel
    Value TypeREG_DWORD
    Value3


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